2013年3月21日木曜日

樹脂ビーズを利用した超音波技術

樹脂ビーズを利用した超音波技術

オリジナルの樹脂ビーズ(注)を利用した
 超音波制御を実現しました

この技術のベースになった技術

超微細加工技術;EEM(大阪大学教授:森勇蔵)

微細粉末を加工材料の上にまいて、ただ横にゆするだけ。
 (だれも注目しなかった)
 これを発展させて、
 水の中に0.1~0.01ミクロンの粉末粒子を混ぜて入れ、
 一方でポリウレタン製の球を高速回転させて流れを起こし、
 この水流を加工面に作用させて研磨する。

平面加工精度は世界一。
 加工面では化学的反応が起こって原子が取れるという
 化学的加工であることを理論的に解明。


森勇蔵
 「 ところで、人類が成し得る加工の究極といえば、
 物の形を構成している最小の単位が原子であることから、
 当然、原子の大きさ(0.2nm)までであると断言できるのであるが、
 それを機械加工で可能なのか、
 それ以外に新しい加工法があるのかという自問自答の末、
 材料内の欠陥の運動、
 増殖に基づく機械加工では不可能であるという帰結に達し、
 新しい物理化学的な現象による
 原子単位の加工への挑戦が始まったのである。

その時、筆者は25歳、
 いまから 38年前のことである。
 当時我が国は大量生産が至上命令の時代、
 原子単位の加工ができたとしても何の役に立つのかも見えず、
 時が経ても、
 筆者が生きている間に役に立つとも思えなかったものである。

しかし、世の中の進歩は目覚ましく、
 30年を経て原子レベルの加工があらゆる先端技術や
 基礎科学の分野で必要となってきたのである。

こういった歴史を経て、
 大阪大学工学研究科精密科学専攻を核として
 筆者がリーダーを務める
 文部省COEプロジェクトの1つがスタートを切ったのである。」
 (社団法人 精密工学会)第36回 講演要旨 より

注:株式会社 ワザワ様の特許技術です。
  技術提携により利用・実現しています
  http://www.wazawa.co.jp/

超音波システム研究所
ホームページ  http://ultrasonic-labo.com/
ホームページ  http://www.green.dti.ne.jp/aabccdx/

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