2012年12月31日月曜日
散歩(雲をみながら・・物理現象の背後)
「物理現象の背後にあるもの」西田幾多郎『思想』(1924年1月号)
・・・空間時間を不可分離となす相対性原理の物理学に至つて、真の能動的自己の対象界を見ると考へることができる。
時其物を内に包むものに於て、我々は最もよく能動的自己の影像を見ることができるのである。
私はかゝる考から精神現象と物理現象との関係を見ることができると思ふ。
我々の精神現象といふのも、時間的に現れると共に、時を内に含んで居る、意味即実在と考へられるのは之に由るのである。
両種の現象界は、共に能動的自己の対象界として成立し、その中に於て区別せらるる二種の型に過ぎない。
二種の現象界の区別は時の内容によると思ふ。
時の座標が無内容にして形式的なる時、物理的世界が成り立つ、
・・・・
之に反し時が積極的内容を有する時、精神現象が成り立つのである
意味即実在!
時の内容!
音波の伝搬時が・・時の有無のスパイラルが
繰り返しの観察の中から
新しい直観としてつながる(展開する)
そんな気がします
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