2017年3月6日月曜日

オリジナル超音波プローブの「発振・制御」技術 ultrasonic-labo





超音波システム研究所は、
 2種類の超音波プローブ(圧電素子)と
 ファンクションジェネレータを利用して、
 超音波発振制御技術による、
 超音波の非線形現象をコントロールする技術を開発しました。

新しい超音波の応用技術です。
 対象物の音響特性に合わせた、超音波発振制御により
 共振・干渉・非線形・・・のダイナミックな変化を
 目的に対して効果的な、
 超音波の伝搬周波数・音圧レベル・変化・・を実現します。
 
変動する振動状態(モード)を利用する
 ダイナミックシステムとしての
 装置開発も可能です。

特に、超音波テスターを利用したこれまでの
 計測・解析により
 各種の関係性・応答特性(注)を検討することで
 超音波の各種相互作用を解析・評価・制御する方法を開発しました。

注:パワー寄与率、インパルス応答・・・


ポイントとしては、
 複雑に変化する超音波の利用状態を、
 音圧や周波数だけで評価しないで
 「音色」を考慮するために、
 時系列データの自己回帰モデルにより解析して
 評価・応用することです。

目的に応じた利用方法が可能です

 例1:ナノレベル粉末の表面処理・撹拌
   (金、銀、・・・)

 例2:マイクロレベルの液量に対する化学反応
   (洗剤、溶剤、・・・)

 例3:接触部分への超音波伝搬
   (部品検査、表面検査、・・・)
      
 例4:金属加工状態への超音波伝搬

 ・・・・・・・・・

上記の具体的な実施は、
 音楽表現でいうところの「暫時的位相変換プロセス」を
 2種類の超音波プローブで実現させます

これは、幅広い解釈と組み合わせが可能だと考えられますが
 現実的には、各種対象物・・・の音響特性により
 効果的な範囲は非常に狭く
 測定確認が重要です。

0 件のコメント:

コメントを投稿