2011年8月30日火曜日

超音波の「相互作用」を利用した制御技術を応用発展


超音波の「相互作用」を利用した制御技術を応用発展




超音波システム研究所(所在地:神奈川県相模原市)は、

 *複数の異なる周波数の振動子の

「同時照射」技術

 *代数モデルを利用した

「定在波の制御」技術

 *時系列データの

フィードバック解析による

「超音波測定・解析」技術



 上記の技術を組み合わせることで

  超音波の相互作用を利用した制御技術を開発しました。



さらに、「相互作用」を応用発展させ、

 100kHz以下の超音波振動子による

 300-800kHzの高周波伝搬状態を実現させる

  超音波制御技術を開発しました。







今回開発した技術の応用事例として、

超音波振動子の発振周波数に対する、

 対象物への伝搬周波数の範囲を

 幅広く制御できるようになりました。



その結果

 40kHzの超音波振動子を使用した

   100-800kHzの超音波利用が簡単になり

 洗浄・改質・攪拌・・・様々な実績につながっています。



これは、超音波に対する新しい視点です、

 今回の実施結果から

  対象物と超音波振動子の周波数の関係よりも

  システムの超音波振動による相互作用の影響と

  対象物の音響特性の確認が

  大変重要であることを確認しています。



  超音波の伝搬状態を有効に利用するために、

  対象物に合わせた、

  相互作用による伝搬周波数の効果的な利用が

  必要だと考えます。





なお、今回の技術を

 2種類の超音波振動子の同時照射に適応すると

 金属部品に対しては

 大変簡単に伝搬周波数の制御範囲を

 数メガヘルツにまで広げることが可能です。



 コンサルティング事業としては、

 超音波システムとしての展開を考えています。



追記

 周波数40kHz、出力50Wの超音波照射で、

 1ミクロンの分散効果が実現出来ることに関して、

 原因を追求することが開発のヒントとなりました。



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