超音波の「相互作用」を利用した制御技術を応用発展
超音波システム研究所(所在地:神奈川県相模原市)は、
*複数の異なる周波数の振動子の
「同時照射」技術
*代数モデルを利用した
「定在波の制御」技術
*時系列データの
フィードバック解析による
「超音波測定・解析」技術
上記の技術を組み合わせることで
超音波の相互作用を利用した制御技術を開発しました。
さらに、「相互作用」を応用発展させ、
100kHz以下の超音波振動子による
300-800kHzの高周波伝搬状態を実現させる
超音波制御技術を開発しました。
今回開発した技術の応用事例として、
超音波振動子の発振周波数に対する、
対象物への伝搬周波数の範囲を
幅広く制御できるようになりました。
その結果
40kHzの超音波振動子を使用した
100-800kHzの超音波利用が簡単になり
洗浄・改質・攪拌・・・様々な実績につながっています。
これは、超音波に対する新しい視点です、
今回の実施結果から
対象物と超音波振動子の周波数の関係よりも
システムの超音波振動による相互作用の影響と
対象物の音響特性の確認が
大変重要であることを確認しています。
超音波の伝搬状態を有効に利用するために、
対象物に合わせた、
相互作用による伝搬周波数の効果的な利用が
必要だと考えます。
なお、今回の技術を
2種類の超音波振動子の同時照射に適応すると
金属部品に対しては
大変簡単に伝搬周波数の制御範囲を
数メガヘルツにまで広げることが可能です。
コンサルティング事業としては、
超音波システムとしての展開を考えています。
追記
周波数40kHz、出力50Wの超音波照射で、
1ミクロンの分散効果が実現出来ることに関して、
原因を追求することが開発のヒントとなりました。
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