2013年1月3日木曜日

散歩(振動について)



<システムの振動について>

「 変化する特性を持った系の振動は広範で複雑である
 
A)変位に依存する剛性を持ったもの

B)変位に依存する減衰を持ったもの

C)時間に依存する剛性を持ったもの

これらは問題の表面をかじったにすぎない、
 もっと風変わりな現象もたくさある 」 

超音波の振動を検討する場合、特に忘れがちなのが
水槽や設置部全体の振動(A)
洗浄液・洗浄物・洗浄治具の振動(B)
循環ポンプ・ヒータによる振動(C)
 (ポンプの脈動、回転振動、熱応力 等)

上記の組み合わせによる複雑な振動が発生しています

これらが超音波の振動を減衰させないようにすること
が超音波の効率を高めるうえで大切です

適切に減衰させることで騒音を調整させることが騒音対策です

適切に減衰させ音響流を調整することが洗浄力の制御です

この観点でシステムをみると問題点をすぐに改良できます

(これが超音波システムの振動による各種調整に関するノウハウです)

A・B・Cの振動を見ることが出来るようになるためには
注意深い観察の繰り返しと、設計・製作の経験が必要です

(経験から、かならず見れるようになります
ポイントは全体を一定時間、変化する系の振動と感じることです
そして、統計的な見方をすることです)


<統計的な考え方について>
 統計数理には、抽象的な性格と具体的な性格の二面があり、
 具体的なものとの接触を通じて
 抽象的な考えあるいは方法が発展させられていく、
 これが統計数理の特質である

物の動きを読む
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