2013年1月8日火曜日

現実の問題処理・経験の蓄積



現実の問題処理・経験の蓄積

第22 回京都賞記念ワークショップ 基礎科学部門
 「統計的推論とモデリング」 赤池弘次 より抜粋


・・・・
この式は、
 情報量I(Q:P)が真の分布Qと
 モデルPの平均対数尤度の差であることを示し、
ある人が、
 観測値x に関するモデルP の対数尤度logP(x)を
 P のQ への近さの測定値として繰り返し利用すれば、
 その平均が情報量を定義する量に収斂することを示す。
このことは、
 真の分布がその人だけに固有のものであっても、
 logP(x)はP の良さを判断する量として
 彼にとっては合理的な選択であることを示す。

更に、
 真の分布が社会的にただ一つに決まるという場合には、
 多くの人に繰り返し利用される場合の平均は
 同じ量に素早く収斂するであろう。
これは対数尤度の間主観性(注:補足)を説明するものであり、
 これが対数尤度に基づく
 統計的推論に一種の客観性を与えるとみなされる(2)。
この見方から、情報量I(Q:P)を、モデルP の質を評価する規準、
 すなわち情報量規準とみなすことができる。

注:補足
「相手の立場を考慮する」=「間主観性」
 間主観性は、主観と主観のあいだの関係。

 統計的推論は何らかのモデルを利用して実行される。
 モデリングの仕事は
 心身の働きによって遂行される知的な活動であり、
 対象のイメージを心に抱くことから始まる。

このようなイメージは、
 関連する客観的知識、経験的知識、
 および観測データの蓄積と
 適切な使用がなくては得られない。

この場合には、必ずしも数学的表現で記述されない、
 あるいは計算機で取り扱えない状況での
 イメージやモデルの構築を効果的に指導する
 原理の展開が必要である。

 筆者の見方によれば、
 このような研究の素材は
  現実の問題処理の経験の蓄積によってのみ獲得される


<コメント>
具体的な問題から
モデリングと実験により開発した
超音波による部品検査技術です

物の動きを読む
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