2011年4月2日土曜日

<ステンレスなべ>を利用した超音波実験no.4



<ステンレスなべ>を利用した超音波実験




現在、この技術を発展させて

  表面改質、洗浄、化学反応促進、乳化分散・・・

  の適応技術として提案させていただいています

<<超音波システム研究所>>











鶴見 和子

超音波現象の詰め方のヒント!



「曼陀羅」に21世紀の可能性探る 鶴見 和子 



「二十一世紀幕開けの修羅の行く末を見究めんとて必死に生きる」



 鶴見さんの「異なるものは異なるままにお互いに支え合う、

新しい文化を創(つく)り上げる方法はないか」との問いかけが、

これほど切実に迫ったことはない。

 

「近代化論は、すべての社会は同じ道をたどり、

早かれ遅かれ英米のように政治的に安定し、経済的に繁栄するという考え。

内発的発展論は各社会の自然生態系、文化の伝統、価値観に根ざし、

人間一人ひとりが可能性を十全に発揮できるよう多様性を認める。



すると必ず矛盾点が現れ衝突するから曼陀羅の論理が必要になる。



一元論では片付かない」



「(反テロかテロかの選択を迫るやり方は)

二項対立、排他主義なのよ。曼陀羅は何ものも排除しない」



 萃点は、終点でも頂点でもないと力を込める。



「プロセスなの。そこで言葉をもって格闘し合って、

前とは異なる形になり、また流れ出す。萃点自体も移動する。

私は萃点で何が起きるか具体的に詰めたい」



 「萃点は出会いよ」と鶴見さんは繰り返した。



「あまねく栄養を交換する。だれかが与えるんじゃない。

全部飲み込み吸収し合うのよ。

私は出会った方たちの光を吸い込んで生きてきた。

実にありがたい生涯であったと思いますよ。……じゃ、お茶を出しましょう」



 熱い紅茶をいただく。



 「若いあなた方は、実現の可能性が小さい事柄でも、

芽生えを捉(とら)えて見届けてほしい」



 鶴見さんの言葉も一緒に、ごくりと飲んだ。

( 以上 2002年1月19日『南方熊楠・萃点の思想』より )



感想

 超音波の萃点を「遊歩者の独自性」で読み解く!



遊歩者の独自性とはなんだろうか。それは決して観察者ではないということではな

かろうか。コンステレーションを読み解くには、その世界にまず入り込んでいかな

ければならない。単にそれを外から眺めているだけでは、そこに張り巡らされてい

る法則性を見つけ出すことは困難だろう。だが、だからといって完全に没入しても

それは同じように見過ごされてしまう。木を見つつ、森も見える視点。アブダクシ

ョンのような中間的な立場に身を置くことによってのみ、それは可能になるのだ。

遊歩者とは、その中間的な位置に身を置くことではなかろうか。



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