<ステンレスなべ>を利用した超音波実験
現在、この技術を発展させて
表面改質、洗浄、化学反応促進、乳化分散・・・
の適応技術として提案させていただいています
<<超音波システム研究所>>
鶴見 和子
超音波現象の詰め方のヒント!
「曼陀羅」に21世紀の可能性探る 鶴見 和子
「二十一世紀幕開けの修羅の行く末を見究めんとて必死に生きる」
鶴見さんの「異なるものは異なるままにお互いに支え合う、
新しい文化を創(つく)り上げる方法はないか」との問いかけが、
これほど切実に迫ったことはない。
「近代化論は、すべての社会は同じ道をたどり、
早かれ遅かれ英米のように政治的に安定し、経済的に繁栄するという考え。
内発的発展論は各社会の自然生態系、文化の伝統、価値観に根ざし、
人間一人ひとりが可能性を十全に発揮できるよう多様性を認める。
すると必ず矛盾点が現れ衝突するから曼陀羅の論理が必要になる。
一元論では片付かない」
「(反テロかテロかの選択を迫るやり方は)
二項対立、排他主義なのよ。曼陀羅は何ものも排除しない」
萃点は、終点でも頂点でもないと力を込める。
「プロセスなの。そこで言葉をもって格闘し合って、
前とは異なる形になり、また流れ出す。萃点自体も移動する。
私は萃点で何が起きるか具体的に詰めたい」
「萃点は出会いよ」と鶴見さんは繰り返した。
「あまねく栄養を交換する。だれかが与えるんじゃない。
全部飲み込み吸収し合うのよ。
私は出会った方たちの光を吸い込んで生きてきた。
実にありがたい生涯であったと思いますよ。……じゃ、お茶を出しましょう」
熱い紅茶をいただく。
「若いあなた方は、実現の可能性が小さい事柄でも、
芽生えを捉(とら)えて見届けてほしい」
鶴見さんの言葉も一緒に、ごくりと飲んだ。
( 以上 2002年1月19日『南方熊楠・萃点の思想』より )
感想
超音波の萃点を「遊歩者の独自性」で読み解く!
遊歩者の独自性とはなんだろうか。それは決して観察者ではないということではな
かろうか。コンステレーションを読み解くには、その世界にまず入り込んでいかな
ければならない。単にそれを外から眺めているだけでは、そこに張り巡らされてい
る法則性を見つけ出すことは困難だろう。だが、だからといって完全に没入しても
それは同じように見過ごされてしまう。木を見つつ、森も見える視点。アブダクシ
ョンのような中間的な立場に身を置くことによってのみ、それは可能になるのだ。
遊歩者とは、その中間的な位置に身を置くことではなかろうか。
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