2015年11月16日月曜日

超音波(振動子)の音響特性を考慮した制御技術 ultrasonic-labo









超音波システム研究所は、

 超音波(振動子)の音響特性を考慮した

 目的に合わせた超音波(音響流)制御技術を開発しました。





推奨システム概要



1:超音波とマイクロバブルによる表面改質処理を行った

  2種類の超音波振動子(標準タイプ 38kHz,72kHz)



2:超音波とマイクロバブルによる表面改質処理を行った

  超音波専用水槽(標準タイプ 内側寸法:500*310*340mm)



3:脱気・マイクロバブル発生液循環システム



4:制御BOXによる、超音波出力と液循環の最適化制御システム



5:超音波テスターによる、音圧管理システム



超音波

MIRAE ULTRASONIC TECH. CO

 1)精密洗浄シリーズ(72KHz 300W)

株式会社カイジョー 

 2)投込振動子型超音波洗浄機 200G (38kHz 150W)



注意:水槽・振動子・治工具については、エージング処理により

   音響特性の調整対応処理が可能です



*特徴



超音波専用水槽による効果的な装置です



効率の高い超音波利用により

通常の水槽では強度・耐久性が不十分です



洗浄・攪拌・表面改質・・・対象物と目的により

2種類の超音波(振動子)を組み合わせて制御します



推奨タイプの組み合わせは

 38kHz、72kHzの状態です

(主要周波数の実測値事例 33.7kHz 71.4kHz

 水槽により数値は大きく変化します)



洗浄・攪拌・表面改質・・・対象物と目的により

2種類の超音波(振動子)

1:38kHz、70kHz

2:25kHz、38kHz

3:24kHz、68kHz

4:33kHz、28kHz

5:33kHz、40kHz

6:33kHz、71kHz

・・・・・



様々な、組み合わせと

 使用(制御)方法を提案しています





ポイントは

超音波の正確な発振周波数の測定・解析・確認と

解析と超音波利用目的に基づいて、

対象物・装置・治工具・・・の音響特性を考慮した

超音波伝搬状態を実現させる

以下の技術です



1)マイクロバブルを利用した、専用水槽内の「液体」の均一化

2)超音波の非線形現象(音響流)制御としての「液循環」

3)超音波の発振制御(注)



注)シャノンのジャグリング定理を応用した「超音波制御」方法





治工具と各種の制御により、超音波照射状態を適正に設定することで、

 キャビテーションと加速度(音響流)の効果を、

 目的に合わせた状態にコントロールできます。





-システムの応用事例-

 ガラス製の水槽を利用した精密洗浄

 間接容器を利用した表面改質

 ナノレベルの攪拌・乳化・分散・粉砕

 各種の化学反応処理

 メッキ液・コーティング液の開発

 ナノ粒子の製造

 複雑な形状へのコーティング・・表面処理

 表面の残留応力の緩和処理

 水の改質(ラジカル化)

 表面弾性波を利用した目的のサイズの霧化 

 ・・・・・・・



補足

 2種類の超音波振動子を利用するかわりに

 1台の超音波振動子の発振制御、

 あるいは液循環制御との組み合わせにより

 1台の超音波でも対応可能ですが、

 調整・制御は難しくなります


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