2013年2月14日木曜日

超音波実験 Ultrasonic experiment



川の流れを観察しています

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絶えず移動するさざ波の塊を研究して、

これを数学的に整理することはできないものだろうか。

そもそも数学の最高の使命は無秩序の中に

秩序を発見することではないのか。

波はあるときは高くうねって泡のまだらを乗せ、

またあるときはほとんど目に見えぬさざ波となる。

ときどき波の波長はインチで測れる位になったかと思うと、

再び幾ヤードにもなるのであった。

いったいどういう言葉を使ったら

水面をすっかり記述するという手におえない複雑さに陥らずに、

これらのはっきり目に見える事実を描き出すことができるだろうか。

波の問題は

 明らかに平均と統計の問題であり、

 この意味でそれは

 当時勉強していた、ルベーグ積分と密接に関連していた・・・・



私は、自然そのものの中で

 自己の数学研究の言葉と問題を

 探さねばならないのだということを知るようになった。

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ノーバート・ウィナー著 「サイバネティクスはいかにして生まれたか」 より




超音波利用に関して

ノーバート・ウィナーの視点を持ちながら

流れの観察経験(注)により
 音響流を直感的に
 とらえられると考えています

注:
くりかえし
  超音波と
  流体の変化(流れ、渦、波・・)を
  観察して  
  イメージを修正しながら
  音響流に関する論理モデルを考え続けます

1年ぐらい経過してくると
 ぼんやりと、洗浄物に対する
 音響流の影響がわかります

対処を繰り返すと
 音響流に対する対象物固有の現象が
 流れを見て感じるようになります

現在は、次にステップとして
 非線形性を含めた
 各種要因の寄与率を
 とらえたいと考えています


超音波システム研究所
ホームページ  http://ultrasonic-labo.com/
ホームページ  http://www.green.dti.ne.jp/aabccdx/

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