システムの振動について
振動とはなにかーなぜ起こり、どう克服するか
リチャード・ビジョップ
変化する特性を持った系の振動は広範で複雑である
A)変位に依存する剛性を持ったもの
B)変位に依存する減衰を持ったもの
C)時間に依存する剛性を持ったもの
これらは問題の表面をかじったにすぎない、もっと風変わりな現象もたくさある
超音波の振動を検討する場合、特に忘れがちなのが
水槽の振動(A)
洗浄液の振動(B)
循環ポンプの振動(C) (ポンプの脈動、回転振動)
上記の組み合わせによる複雑な振動が発生しています
これらが超音波の振動を減衰させないようにすることが
超音波の効率を高めるうえで大切です
適切に減衰させることで騒音を調整させることが騒音対策です
適切に減衰させ音響流を調整することが洗浄力の制御です
この観点でシステムをみると問題点をすぐに改良できます
(これが超音波システムの振動による各種調整に関するノウハウです)
A・B・Cの振動を
見ることが出来るようになるためには
注意深い観察の経験が必要です
(経験から、かならず見れるようになります)
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