昼馬輝夫(浜松ホトニクス社長)
「学者や研究者には、絶対的な真理を探究する精神が必要だが、
日本にはその基礎となるサイエンスが根付いていない。
・・・サイエンスが目的とする世界は
人間にとって未知未踏の領域にあるが、
日本ではその領域を解明する努力はほとんど無視される。
・・・23年前初めて(小柴)教授の研究室に呼ばれたとき、
一枚の宗教画が賭けてあるのを見て、
この方はサイエンスの本質を理解していると確信した。
しかし
日本では未知の領域への挑戦が少ないため、
世界に発信できる新しい基準がない。
独自の思想や哲学に基づく活動や成長もない。
私は長期不況の遠因もそこにあると考えている。
・・・(研究者の独創性を高めるには)
一人一人が日常生活を通じて、
素朴な心で未知未踏の端緒を見つけることだ。
自分は何も知らない、
という前提で素朴な疑問を持ち続けることが重要だと思う。」
コメント
大変印象的なことばだと感じています
掘り下げて、考えて、実行していきたいと思います
0 件のコメント:
コメントを投稿