<現状の問題>
1) 洗浄条件(洗浄物や汚れ)により目的が異なるため
一般論を利用できない場合がある
同じ材質の同様な汚れでも、
加工方法・製造方法に対する違いにより、汚れの付着状態
が異なり洗浄システムは変わってくる場合がある
2) 超音波メーカの問題
超音波メーカは音圧を中心とした単純な測定値を
洗浄効果に結びつけて提案しているものが多い
超音波メーカは規模(資本、売り上げ、社員数 等)が小さく、
超音波の基礎事項について幅広く研究することは難しい
例 ロシアの超音波資料を十分に活用しているメーカは少ない
3) 製造方法・材料 等の技術進歩により
洗浄の対象が常に大きく変化している
適切な洗浄を行うためには、
最先端の工学的な技術(機械工学・電気工学・物理学・化学 等)
に対する理解と応用(工夫)が必要である
4) IT技術に対する取り組みの遅れがある
特に、制御方法と制御による効果の確認技術が大きく遅れている
5) 各メーカ独自の技術に対して
適切な超音波洗浄システムを提案するためには
複合技術を追求していく必要がある
例
固有技術が特殊研磨技術の場合
問題は洗剤や超音波に対する洗浄効果が不明であること
固有技術がオリジナル洗剤の場合
問題は超音波による化学反応の影響が不明であること
固有技術が高いレベルの機械加工技術の場合
問題は高い加工レベルにより
汚れの付着力が強くなる傾向にあること
以上 2012.1.30 第14回 超音波技術の説明
上記の内容について
興味のある方はメールで連絡してください
超音波システム研究所
E-mail:uss1@island.dti.ne.jp
URL:http://www.green.dti.ne.jp/aabccdx/
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