2016年3月29日火曜日
Ultrasonic experiment 超音波(振動子・水槽)の音響特性を考慮した制御技術
超音波システム研究所は、
超音波(振動子・水槽)の音響特性の測定評価技術を利用した
超音波(キャビテーション・音響流)の制御技術を開発しました。
推奨システム概要
1:超音波とマイクロバブルによる表面改質処理を行った
超音波振動子
2:超音波とマイクロバブルによる表面改質処理を行った
超音波専用水槽(標準タイプ 内側寸法:500*310*340mm)
3:脱気・マイクロバブル発生液循環
4:超音波出力と液循環の最適化制御
5:超音波テスターによる、音圧管理
注意:
水槽・振動子・治工具については、
音響特性を確認して、特性に応じた
エージング処理を行っています
ポイントは
超音波の正確な発振周波数の測定・解析・確認と
解析と超音波利用目的に基づいて、
対象物・装置・治工具・・・の音響特性を考慮した
超音波伝搬状態を実現させる
以下の技術です
1)マイクロバブルを利用した、専用水槽内の「液体」の均一化
2)超音波の非線形現象(音響流)制御としての「液循環」
3)超音波の発振制御(注)
注)シャノンのジャグリング定理を応用した「超音波制御」方法
治工具と各種の制御により、超音波照射状態を適正に設定することで、
キャビテーションと加速度(音響流)の効果を、
目的に合わせた状態にコントロールできます。
-システムの応用事例-
ガラス製の水槽を利用した精密洗浄
間接容器を利用した表面改質
ナノレベルの攪拌・乳化・分散・粉砕
各種の化学反応処理
メッキ液・コーティング液の開発
ナノ粒子の製造
複雑な形状へのコーティング・・表面処理
表面の残留応力の緩和処理
水の改質(ラジカル化)
表面弾性波を利用した目的のサイズの霧化
・・・・・・・
補足
2種類の超音波振動子を利用するかわりに
1台の超音波振動子の発振制御、
あるいは液循環制御との組み合わせにより
1台の超音波でも対応可能ですが、
調整・制御は難しくなります
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