2015年9月11日金曜日
マイクロバブルを利用した、超音波洗浄・表面改質 No.16
超音波システム研究所は、
超音波とマイクロバブルを水槽内で制御する技術を応用して、
金属や樹脂部品の表面の残留応力を均質化できる
「表面処理技術」を開発した。
超音波洗浄機の、ステンレス製超音波水槽・超音波振動子に対しても、
強度や音響特性に合わせた、超音波とマイクロバブルの制御により
表面改質処理を実現することで、
超音波の伝搬効率・寿命を大きく改善している。
金属部品の熱処理や樹脂部品の成型、
あるいは3Dプリンターによる製造により
表面の状態は、応力の不均一な分布状態で、
金属疲労やコーティングのムラの発生原因となっている。
これまでの、
超音波とマイクロバブルによる洗浄効果に対する実績・評価から
ネジの谷部、樹脂レンズ・・・に対して
大きな表面改質効果が出ている。
具体的な対象物に対する、
表面を伝搬する超音波振動の測定解析から
水槽内で、超音波周波数をダイナミックに制御するこで、
金属部品・樹脂部品に加えてガラスなど幅広い素材を対象に、
表面全体を目的に合わせて均質化処理できる技術を開発した。
この、超音波とマイクロバブルによる
表面の非線形振動現象のコントロールで、
満足できる新しい表面処理技術として有効と判断。
超音波洗浄装置を持つ企業などに対して、
技術ノウハウのコンサルティング対応を実施している。
注1:マイクロバブルは超音波作用によりナノバブルに分散します
注2:表面弾性波の発振・測定・解析は、
オリジナル製品:超音波「音圧測定装置(超音波テスター)」で行います。
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