2011年12月28日水曜日

超音波のMonoid(モノイドの圏)モデル



超音波システム研究所は、
超音波の非線形性に関する現象を含めた状態を、
絶対数学における
Monoid(モノイドの圏)を利用したモデルを開発しました。

基本的な超音波照射による現象全体をRing(環の圏)として、
キャビテーションによる現象をアーベル群の圏
加速度による現象をMonoid(0元をもつ乗法の一元体)
とするモデルを開発しました。

数学における、環の複雑さを
アーベル群とMonoidに区別して関係性を調べる方法を
次のように超音波現象に対応させました。

アーベル群:加法に関する演算をキャビテーション現象に対応させます
Monoid:乗法に関する演算を加速度現象に対応させます。


超音波テスターを利用したこれまでの
計測・解析結果を
Monoidモデルに適応させたところ
拡大された、現実の現象に応用できること(注)が多数あり、
本格的な論理モデルとして開発しました。

注:特に非線形性現象の相互作用

しかし、現実の現象は変化する各種の要因があるため
Monoidを基本にして
これまでの代数モデル(スペクトルシーケンス)として
検討発展させることで
今後、より実用的な論理モデルに発展できると考えています。

ここで提示したいことは
このモデルの正しさではなく
超音波のような複雑な現象に対する取り組みに
最新の数学を論理モデルとして利用することで
本質的な特徴が検出しやすくなるという考え方です。

実験・検討・確認することで
効率の高い超音波利用が可能になると確信しています。

超音波現象に関する基本的な論理モデルの一つとして
超音波システム研究所は
Monoidoモデルを考えました。

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