書籍「超音波工学と応用技術」について
本書は専門外の広範な技術者を対象とする
超音波工学についての適切な参考図書が無いために、
今日まで超音波のもつユニークな可能性が
十分活用されていないことを考慮して、
本分野の著名専門家たちが著述した、
全国の技術系大学学生や大学院学生とまた
研究開発担当者や現場技術者のための
最初の貴重なバイブル的参考書である。
ベ.ア.アグラナート エヌ.エス.ハフスキー 他 著・邦訳
●15,000円・A4判・296頁 新日本鋳鍛造出版会
主要内容
*自由振動と波
*有形物体の自由振動
*減衰振動と強制振動
* 衝撃波の形成
*放射圧
*音響流
*キャビテーション
*超音波振動源
*有用鉱物の選鉱プロセスでの超音波作用の利用
*富化に先立つスラリーの超音波処理
鉱物粒子の表面膜と反応皮膜の音響分散
周波数領域の異なる音場の同時作用による超音波微粉砕プロセスの制御
*超音波場内の湿式冶金プロセスの強化
*液体金属の超音波処理の基礎
*強力超音波場内での溶融物からの気体及び固体非金属介在物の除去機構
*金属及び合金の超音波アトマイジング
*晶出過程にある金属の超音波処理の基礎
*超音波場内の非鉄金属及び合金の連続鋳造
*超音波キャビテーションを使っての複合材料の作製
*超音波分散と水撃加工 *超音波清浄
*高純度金属及び半導体の作製時の超音波の採用
*半導体材料方面の超音波処理
この書籍が100%正しいとは思いません、
時代と技術の進歩によるものもありますが、間違いもあると思います
しかし、この書籍の中はほとんど実験方程式と実験状態を説明する図です、
少なくとも実験による確認が行われたと思われます
このことを検討していくと新しい実験と応用が生まれると感じています
特に、超音波関係者からは「だめだ」
と言われるような実験や方法論もあります(注)
私はこれからもこの書籍を参考に新しい実験を続けたいと思います
それは、この書籍には、
ソ連(当時)の研究者による実験や理論に対する
考え方が現れていると感じるからです
特に、未知の領域あるいは複雑な事象に対して
探求していく力強さは大変参考になります
注:この方法を応用することで
従来の25%以下の出力で2倍以上の音圧状態を実現させました
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