2021年6月8日火曜日

低周波の共振現象と、高周波の非線形現象をコントロールする技術 ultrasonic-labo


超音波システム研究所は、
 音圧測定解析装置(超音波テスター)による
 超音波の相互作用を測定解析する技術を利用して、
 「超音波洗浄機の相互作用をコントロールする技術」を開発しました。

今回開発した技術により
 「超音波の発振(発振機・振動子・・)」による
 洗浄対象物、洗浄カゴ、洗浄トレイ、洗浄治具・・・を含めた、
 各種の相互作用を測定解析データに基づいて、
 目的に合わせた、超音波の相互作用を
 ダイナミックにコントロールすることが、可能になりました。

注:自己相関、バイスペクトル、パワー寄与率、インパルス応答

特に、メガヘルツの超音波発振制御プローブを利用することで、
 高調波に関する超音波・対象物・洗浄トレイ・・の相互作用を、
 複雑な形状や、精密部品の洗浄に対する効果的な
 超音波振動の伝搬状態として、数値・グラフとして明確になります。

従って、適切な
 超音波周波数の選択や
 異なる超音波周波数の振動子の組み合わせ・・
 対象物に合わせた制御方法が決定できます。

これは、洗浄・攪拌・加工・表面改質・化学反応の促進・・・に対して
 目的に合わせた、効果的な超音波利用技術です。

間接容器や治工具、対象物の数量・・に対する相互作用もあり
 相互作用の解析は、複雑ですが
 超音波周波数の変化に対する制御が可能になります


オリジナルの超音波伝搬状態の測定・解析技術により、
 以下の事項について
 実験確認を続けた結果として、このような方法を開発しました。

 1)超音波の非線形現象と、
    洗浄・加工・攪拌・溶接・めっき効果の解析
 2)洗剤・溶剤・・・洗浄液による超音波の非線形現象の解析
 3)流水式超音波の効果について超音波の効果を解析
 4)超音波による、部品の表面検査技術の開発
 5)超音波伝搬現象に関する、代数モデルの研究

各種の応用に対して効果的な実績が増えています。

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