2015年5月9日土曜日

超音波とサイバネティクス(流れの観察)





超音波が伝搬する流れの観察



現象をミクロに解析すると

 各種部材の構造や媒体の流れ

 といった事柄の影響を取り込むことが難しく



マクロに扱うと

 小さな部材に関する、

 物理・化学作用は無視(平均化)されてしまいます



全体をとらえるためには

 バランスの取れた

 観察・計測が有効です



ポイントは

 計測の場合、サンプリング時間です



注:サンプリング時間はシミュレーション技術により検討確認しています



表面弾性波に対する

 応用・制御は

 このような観察により

 具体的対応が可能になります



サイバネティクスはいかにしてうまれたか

ノーバート・ウィナー著 みすず書房 1956年 より



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理想的には、単振動とは遠い過去から遠い未来まで時間的に

不変に続いている運動である。

ある意味でそれは永遠の姿の下に存在する。

音を発したり、止めたりすることは、

必然的にその振動数成分を変えることになる。

この変化は、小さいかもしれないが、

全く実在のものである。

有限時間の間だけ継続する音符はある帯域にわたる多くの

単振動に分解することができる。

それらの単振動のどれか一つだけが存在するとみる事はできない。

時間的に精密であることは

音の高さがいくらかあいまいであることを意味し、

また音の高さを精密にすれば必然的に時間的な区切りがつかなくなる。

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こうして、サイバネティクスの立場から見れば、

世界は一種の有機体であり、そのある面を変化させるためには

あらゆる面の同一性をすっかり破ってしまわなければならない

というほどぴっちり結合されたものでもなければ、

任意の一つのことが他のどんなこととも同じくらいやすやすと

起こるというほどゆるく結ばれたものでもない。

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上記を参考・ヒントにして

超音波伝播現象における

「音響流」を測定・利用する技術を開発しました。



<超音波システム研究所>


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