2014年11月30日日曜日

散歩(土光敏夫 ::超音波システム研究所)





散歩





土光敏夫



「国民の皆様へ」と題したメッセージ

行政改革は、21世紀を目指した新しい国造りの基礎作業であります。



私は、これまで老骨に鞭打って、

行政改革に全力を挙げて、取り組んでまいりました。

 

私自身は、21世紀の日本を見ることはないでありましょう。



しかし、新しい世代である、

私達の孫や曾孫の時代に、

我が国が活力に富んだ明るい社会であり、

国際的にも立派な国であることを、

心から願わずにはいられないのであります。





「 創造的な分野で能力を発揮させることが、

   人間の可能性を生かすというのである。 」





 「 個人の生活は質素に、社会は豊かに 」



  国民が、国家のリーダーが、

  自分の生活よりも「社会の豊かさ」を目指すことが、

  質素だが幸福な生活を送れる











発明(INENTION)

-(ノーバート・ウィナー) みすず書房 1994



・・・発明は、職人の段階へ達するまでは完了しない。



・・革新の過程における真に重要な一歩は、

少なくとも多くの場合には、

知的風土の変化そのものに他ならず、

それはしばしば産業的利用に数十年も先立つ。



<<< 個性的な科学者は、その本性上、

 自分の真価に対する報酬は金銭にではなく

 自由にあると考えねばならない  >>>



<< 事例 >>

 新しい脱気装置の利用により、

安定した超音波を強く使用できることで大きな効果を出しましたが

 技術的な納得が得られませんでした

(なぜかなんとなく不自然さを感じていました)



 もう一度「自由」に検討を続けた結果、

<ジャグリング制御>の発見により

 「脱気マイクロバブル発生装置は原理としては不要であること」

 しかし「実用的には有効であること」

 の根拠がわかりました



ビジネスや企業の論理では、

 新製品をすぐに否定する検討が行える「風土」は難しいとおもいますが

 重要なことだと思います







開発について

我々は、一般者的自己限定という一方的限定によるのではなくて、



逆に個物的自己限定する、創造的な「歴史的実存」であるのです。



この「一般者的自己限定」と「個物的自己限定」の「矛盾的自己同一」に、



「場所的論理」の焦点があり、これが「場所的限定」の生命となるのです。



秋月龍眠 現代を生きる仏教 (新書)  平凡社 (2001/09)





深さというものは模倣しえるものでなく、



学び得られるものでもない。



西田哲学の深さは先生の人間的な豪さに基づいている。 



三木清 師弟問答西田哲学 出版社: 書肆心水 (2007/03)





コメント

実際に、新しいシステムや装置を開発する場合に、

「ソフトウェアのオブジェクト」・機械構造・機械要素からの限定はあります。



そして、開発者・設計者の主観による限定もあります。



個人や装置のこれまでの経験や経緯(歴史)に基づいて統一することが、

開発(工学)であるように感じています。



従って、この過程から創造が生まれているように思います。



ひとつの例ですが、

smalltalk等のコンピュータ環境が

「言語であり、環境であり、オブジェクトであり、クラスであり、・・」

と言うことを統一してSqueakとなり

さらに新しく展開している状況があると思います。





超音波システム研究所


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